集中すること

学習塾「これーじゅ」

2011年06月15日 12:52

勉強で授業で部活で・・・あらゆる場面で求められる力があります。

それは『集中力』といわれるものです。

よく先生や両親に「お前は集中力が足りない」と怒られた経験はありませんか?
集中するってどういう状態かというと、
将棋の羽生さんの言葉を借りれば「海に深く潜っていく感覚」だそうです。
集中すれば集中するほどまわりの音が聴こえなくなったり、
今行っている作業以外の情報が途切れたりします。
こういった状況は生物が生きるうえでは大変危険な状態です。
貴方がサバンナで生きる動物と仮に設定しましょう。
集中力が高く没頭すればするほど、
まわりの音や情報が上手く得られなくなるので、
危険に身を晒していることになるでしょう。
だって、サバンナには貴方よりも強い動物はたくさんいるんですから。

集中力はそういった能力と判って貰えると、
集中しすぎることが危険だということが理解できると思います。
そんな能力ですから四六時中集中できる人なんて絶対いません。

ですので、集中力は効率よく使ってください。
ここぞという場面で集中すればいいんです。
そして集中するとやっぱり疲れます。
海に深く潜ると疲れますよね。
それと同じで集中すると疲れるのが普通です。

息抜きやぼーっとする時間は一見すると無駄と思うかもしれませんが、
その休憩が再び集中する場面に備えての準備になります。
輪ゴムも伸ばしっぱなしではやがて弾力が無くなって使えなくなります。
集中力もこれに似ています。
ですから、高い集中力を発揮するためには、
十分な助走期間(休養)が必要です。

もし、勉強中に集中できねぇ、疲れたなぁと感じたら
別のことをしてください。
思い切ってリラックスすることが、
もしかすると次の集中を生むきっかけになるかもしれませんからね。


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